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9月, 2014の投稿を表示しています

HTTPロードバランサが公開プレビューに

本家ブログ記事(英語) : HTTP Load Balancing Now Open for Preview 限定プレビュー版だったGoogle Cloud Platform のロードバランサが誰でも使える公開プレビュー版になったようです。 このロードバランサの凄いところは、Google検索やGmail、Youtube等の主要Googleサービスと同じインフラに乗っかっているので、圧倒的なパフォーマンスを低価格(約1800円/月)で提供できているという事。また、ロードバランサに対しての監視や設定もRESTful APIが用意されているので、アプリケーション側から動的&柔軟な対応もできる。 リリースされれば、今後Google Cloud Platformの目玉のひとつになるかもしれない。 それにしても、インフラのコストはどんどん安くなるなぁ・・・あとはこのロードバランサに不満を持つほどのWebサービスを作るだけだ。 以下、関連記事まとめ。 Googleの中の人による解説: GoogleのHTTPロードバランサーの破壊力があり過ぎる #gcpja 国内メディア記事: Google Cloud PlatformのHTTPロードバランサーがオープンプレビューに。ウォームアップなしで100万リクエスト/秒に対応する性能、1つのグローバルIPで複数リージョンに分配

Google Custom Search を使って評価の低い(高い)レビューを検索する

前回記事 に続き、Google Custom Search API を使って、もっと詳細に条件を指定する方法をメモ。 Google Custom Searchの公式ドキュメント によると、構造化データの情報を指定して、さらにフィルタリングができるみたい。 To filter by attribute, add a more:pagemap:TYPE-NAME:VALUE operator to a search query. とあるので、検索キーワードに、 more:pagemap:属性名:属性値 を追加すればOK。 APIの戻り値を見てみると、価格.comのレビューの評価数の属性値は、 review-ratingstars でとれるので、例えば、評価数3のレビューのみ取得したい場合は、検索キーワード more:pagemap:review-ratingstars:3.0 とすることで、フィルタリングすることができる。また、値をカンマで区切る事でOR条件も指定できる。例えば、評価4と5も含めたい場合は more:pagemap:review-ratingstars:3.0,4.0,5.0 と書ける。前回のフォームに、評価数を指定するプルダウンを設置してみた。ソースはこんな感じ。 入力フォーム <form class="form-horizontal" role="form" action="search" method="post">     <div class="form-group">       <label class="col-sm-2 control-label" for="keyword">キーワード</label>       <div class="col-sm-10">         <input type="text" id="keyword" name="keyword" class="form-control...

Google App Engine SDK Version 1.9.12 リリース

Google App Engine SDK のバージョン 1.9.12 が ダウンロード可能 になっています。 が、、、 リリースノート は更新されていない様子。更新されたら追記します。 【追記】 リリースノート更新されてました。pythonは以下の2点が更新されたようです。 libxsltライブラリのバージョンがv1.1.22からv1.1.28に。 NDBでクエリを実行した時に「AugmentedQuery’ object has no attribute ‘filter_predicate’」というエラーが発生する問題を対応。 Python版については、ここしばらくマイナーアップデートが続いていますね。そろそろアジアリージョン来て欲しい!

Google App Engine Version 1.9.11 リリース(Python)

4日前ですが、Google App Engine SDK Version 1.9.11 がリリースされています。今後はリリース情報も掲載していく予定です。とりあえずPythonのみ。 Python版では、Search API の日付順の結果が正しく返却されるようになったようです。 Google App Engine Python and PHP SDK Release Notes

Google Compute Engine入門を読んで

Google Cloud Platform(GCP)関連の情報をWeb検索すると、ほとんどと言っていいほどヒットする会社のサイトがある。 吉積情報株式会社 さんの関連サイトだ。Google関連の事業に力を入れられているようで、このたび、代表の方がGoogle Compute Engineの入門書「 Google Compute Engine入門 」を出版されたとの事で早速読んでみた。 内容はざっくりとこんな感じ。 Google Compute Engineの概要と導入手順 コマンドリファレンス AWSとの比較 その他 まず、Web公式ドキュメントは全て英語なので、日本語での解説本というのはありがたい。書いてあるとおりにやれば、簡単にGCPのインスタンスにログインするところまではできる。 コマンドリファレンスまでが本書のページ数の8割強を占める。GCPはガッツリ使っていないので、リファレンス本としてはまだ出番は無さそうかな。 個人的には、機能、価格、性能(ベンチ)までとったAWSとの比較はとても参考になった。仕事でも「AWSでいいじゃん」とよく言われる事があるので、このAWSとの比較記事だけでも本書の値段分の価値はあると思っている。 先日Googleが、日本でも本格的にGCPを展開すると明らかにしていたけれど、まだまだWebや書籍の情報量が少ない。特に日本語の。だ。国内で本格的に展開するには、日本語のドキュメントが充実しているかどうかにかかっていると個人的には考えている。あとは国内の導入事例やサポート体制の情報が欲しい。 それにしてもGoogle関連の技術書の陳腐化は早い(iOSもだけど)。しょうがないことだけど、この本も来年には「こないだまではそうだったね」という部分がでてくるだろう。その時はぜひ第2版を!

無料でGoogle検索を自動化する

プログラムから自動でGoogle検索して、結果を収集したい時がたまにある。 今回は、Google App Engine と、Google Custom Search APIを使って、Google検索を自動化する方法をメモ。サンプルでは、価格.comのレビューのみを取得するフォームを作ってみた。 Google Custom Search API は、 Google Custom Search サービスを外部から操作できるAPI。100リクエスト/日まで無料だ。それ以上リクエストしたい場合は、1000リクエスト毎に5ドル支払えば検索可能となる。1日100件ぐらいであれば、Google Appe Engine側も無料範囲で十分まかなえる量だ。 Custom Search APIを有効にする まずは、Custom Search APIが使えるように、有効化とAPIキーを取得する。 Google Developers Console にログインして、該当のプロジェクトを選択し、「APIと認証」から「API」メニューを選択する。 APIの一覧からCustom Search APIを探し、右のボタンを押す。 ちなみに、100リクエスト/日以上検索したい場合は、API名を選択後に表示される画面で割り当てを選択し・・・ ここのSet billable limitsから、1日のリクエスト可能数を引き上げる事ができる。(※プロジェクトの課金を有効にしておく必要がある。) 続いてAPIにアクセスするためのキーを取得する。「APIと認証」から「認証情報」を選択する。 次に表示される画面で、「新しいキーを作成」から「サーバーキー」を選択する。OAuthは、例えばユーザー情報を取得するようなAPIを使用する時に選択する。今回は検索のみを使用するので、サーバーキーでOKだ。 許可IPアドレスの設定は今回空欄とした。特定のIPアドレスのサーバーからのみキーを有効としたい場合は設定する。 これでキーが作成できた。このキーはプログラムからAPIへ接続する際に使用する。 Google Custom Searchを作成する APIキーを取得したら次は Google Custom Search で検索エンジンを作成する。Custom ...

Google App Engineでファイルを保存する方法3つ

Google App Engineでは、通常のWebアプリケーションのように、サーバー上のファイルシステムへアクセスすることができない。別の方法でファイルの読み書きをする事になるけど、方法はいくつかあるので、それぞれの方法と長所短所をまとめてみた。サンプルと全てのソースコードはこちら。( サンプル / ソースコード ) 方法1:BlobPropertyを使う ndb(db)のBlobProperty(https://developers.google.com/appengine/docs/python/ndb/properties)ではバイナリデータをそのまま格納できる。 まずは保存するModelの定義を実装する。 from google.appengine.ext import ndb class UserFileModel(ndb.Model):     """     ファイル格納モデル     """     file_data = ndb.BlobProperty()                  # ファイルデータ 続いて、アップロードフォーム。 <form> <div class="form-group"> <input id="exampleInputFile" name="file_data" type="file" />     </div> <button class="btn btn-default" type="submit">保存</button> </form> アップロードハンドラを実装。リクエストされたデータをそのまま突っ込むだけ。 def post(self):         file_data = self.request.get('file_data')         user_file = UserFileMod...